喪主は葬儀の主催者であり、ご遺族様の代表者としてやるべきことがたくさんあります。主な役割としては、葬儀社や僧侶との打ち合わせ、葬儀日程の決定、ご親族様の席順、焼香順、供物位置、弔電の拝読順などの決定、閉式時や出棺時などのご遺族様代表としてのご挨拶、参列者や僧侶への対応。また、葬儀後にも遺産相続などの各種手続き、埋葬や法要などの供養も担います。全て一人でおこなう必要はなく、ご家族様やご親戚様に手伝ってもらい、分担することは問題ありません。
●喪主の決め方
喪主は、基本的に故人様と最も縁の深い方から選びます。一般的には故人様の配偶者、子供(長男・長女)、配偶者や子供がいない場合はご親族様やご友人が務める場合もあります。なお、故人様が「〇〇に喪主をお願いします」との遺言がある場合はそれに従って喪主を決めます。
●喪主と施主の違い
喪主とはご遺族様の代表者として葬儀を取り仕切り、施主とは葬儀費用を支払う人を指します。一般的には、喪主と施主を兼務される場合が多いです。
●喪主の挨拶
喪主のあいさつは、通夜を含め、葬儀・告別式の閉会後や、精進落としの席などご親族様の代表としてだけではなく、故人様の代理として参列いただいた方々へお礼の気持ち伝えます。本来は喪主本人が挨拶するのが望ましいのですが、精神的な負担が大きく、話すのが困難な場合や、喪主がまだ幼い場合などは、代理の人を立てても問題ありません。
― 挨拶に含める5つのポイント ―
1.自己紹介(自身と故人との関係性)
2.弔問へのお礼(参列への感謝の気持ち)
3.生前のお礼(故人様への生前の厚意に対する感謝の気持ち)
4.故人様のエピソード(生前の人柄が分かるような出来事を紹介)
5.今後のこと(家族への力添えのお願い)
― 注意すべき言葉 ―
◆重ね言葉・・・重ね重ね、ますます、しばしば、くれぐれも、わざわざなど
◆続く言葉・・・再び、続く、追ってなど
◆直接的な表現・・・死ぬ、死去、急死、生きる、生存など
◆宗教の違いによる言葉・・・「成仏」「往生」などは、仏式の弔事だけに使う言葉です
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