年間3万人。日本で亡くなる方の約3%が自死という悲しい最後を迎えているのが日本の現状です。通常の死とは異なり、警察への連絡も必要となり、ご遺族様にとっては心身ともに大きな負担となります。皆さんが向き合わなければならなくなった時に知っておいていただきたいことについて、アドバイスとポイントをまとめました。
自死の現場を発見したら蘇生の可能性があるので、すぐに救急車を呼んでください。また、死後硬直が始まっている場合は警察に連絡をしてください。現場の状況は絶対にさわってはいけません。警察の事情聴取は混乱しているご遺族様にとっては取り調べのように感じることがあり精神的負担は大きいものです。警察への電話と同時に当社にも電話をしていただくと、「何をしなくてはならないか」をご説明いたします。なお、警察署での遺体確認の場合には確認後に着せる服を持参するといいでしょう。遺体の状況によっては司法解剖が行なわれますが、これをご遺族様が拒否することはできません。解剖の場合には相当時間を要することがありますので、終了の目安の時間を警察に聞きます。
ご自宅に安置をする場合には布団に寝かせます。警察署などの場合には葬儀社の寝台車で運びます。(あらかじめ搬送先に連絡を取っておきます。)
遺体の状況によってはすぐに納棺が必要な場合もあります。
親戚の中には動機を聞いてきたり、批難めいたことを言う人もいますので感情的にならないように注意します。あらかじめ死亡の状況を客観的にメモをして質問されたことだけに答えるようにしましょう。気になさるようであれば自死であると言う必要は全くありません。事故であると言い切ることもいいでしょう。また、故人様の職場や学校に対してはあえて自死であることに触れる必要はありません。冷静でいられるはずがありませんので、できるかぎりいろんな手立てを考えておくことが必要です。自死でも普通に葬儀を行うことはできますが、身内だけで葬儀をした後、近所や会社関係に死亡通知をすることもいいでしょう。
遺体検案書には自死と記されます。周囲に自死であることを知られたくない場合には、検案書は自分でもらいに行き、死亡届も自分で手続きすることが大切です。当社でこの業務を代行することも可能です
突然の死にあまりに通常と違うことをすると、かえって混乱を招きます。一般的な宗教に基づいた葬儀を行うことをおすすめします。当社ではご遺族様やご友人・知人が取り乱している中、秩序をもって式進行を行います。通夜後の法話を必ずしていただくように僧侶にお願いします。
自宅で部屋が汚れていたらクリーニングをします。事件当時の印象を忘れたい場合には部屋の模様替えをします。自宅以外のところでの自死については関係先にご挨拶に行きます。ホテルなどでは損害賠償金が請求されることもあります。
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